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昭和元禄落語心中(漫画)で知る、真摯に人を愛し生きる尊さとは?

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■漫画「昭和元禄落語心中」は落語と共に生きて死んだ人々の物語

落語心中一巻
出典:http://books.rakuten.co.jp/rk/4c87250d3d8e4542bab59c8072c9d9d6/

近年、若い人の間で落語がブームになっていると言われています。

寄席に足を運ぶ若い女性も増えてきているのだとか。

そのブームの火付け役の一つとなったのが、この雲田はるこ原作「昭和元禄落語心中」という作品です。

若い世代にとっては、「古い芸能」となってしまっていた落語ですが、
その奥深い話芸と、人々のリアルな心や暮らしに近い物語の世界は、
長い日本の歴史のなかで、多くの庶民の心に生きつづけ、
笑いと勇気と輝きを与えてきていました。

「昭和元禄落語心中」は、落語を時には深く憎悪しながらも、
全身全霊で深く愛し、その生き方に命を賭けても惜しいと思わなかった、
ある落語家たちと、その家族の、長い長い物語です。

昭和初期から平成に至るまで、およそ四世代に渡る人々の、深いつながりと愛憎、
出会いの喜びと別離の苦しみ、取り返しのつかない悔恨、そして、
生き抜いて到達した人生の意味について、息もつかせぬ物語展開で見せてくれる、
感動大作となっています。

登場人物たちは、それぞれに大切な物を失う経験のなかで、これでもかというほど、
生きる意味を問われ、迷い、苦しみつづけます。

そのように重いテーマを孕んだ物語ですが、「落語」を軸に縁を結んだ人々の心意気は、
半端な強さではありません。

時にはしたたかに、そして果てしなく大きく、愛したいものを愛する人生を貫いていくのです。

そんな魅力的な、「落語」と生きる人々の物語を、ぜひ読んでみませんか?

 

■「落語心中」のあらすじ(ネタバレあり)

物語は、昭和五十年代に元ヤクザの強次という青年が、
八代目有楽亭八雲という落語家と出会うところから始まります。

刑務所の慰問で、大名人と言われていた八雲の落語「死神」を聞いた強次は、
その芸に深く惚れ込み、八雲を人生の師と心に決めて、刑務所を出所したその足で、
八雲の元におしかけて、弟子入りを懇願します。

決して弟子を取らないことで知られていた八雲ですが、素直で気立てのいい強次を気に入って、
与太郎という名前を与えて自宅に引き取り、息子のようにかわいがりながら、
付き人として働かせます。

強次改め与太郎も、ワガママで皮肉な性格の八雲を心から慕って、
文句一つ言わずに付き添う日々を送ります。

八雲の自宅には、与太郎のほかに、松田さんという付き人の老人と、
八雲の養女である小夏という娘が暮らしていました。

小夏は、夭折した天才落語家、二代目有楽亭助六の一人娘で、助六夫妻の亡き後、
八雲が引き取って育てているのですが、八雲と小夏の仲は恐ろしいほど険悪なものでした。

小夏は八雲を父親の仇のよう憎悪しており、八雲のほうも、小夏に対しては
刃物のように辛辣な言葉をぶつけることをためらいません。

家族思いのやさしい青年である与太郎は、そんな様子を見かねて事情も分からないまま、
二人を和解させたいと思い悩むのですが、打つ手はことごとく裏目に出てしまい、
家の中は修羅場のようになってしまいます。

そんな生活の中、八雲が与太郎に落語を教えようとしないため、いつしか与太郎は、
小夏の父親である助六の芸風に心酔するところとなり、八雲に隠れて
小夏の指導を受けながら、落語の修行に励みます。

与太郎の人柄と落語の才能は、大らかな自由人であり、
天才でもあった助六に通じるものがありました。

八雲と小夏の不仲の原因は、亡き助六との抜き差しならない因縁にありました。

若かりし八雲と助六の、同門の兄弟弟子というだけでは説明しきれない、濃密な関係。

助六の妻であり小夏の母親であった、みよ吉という女性と八雲との恋愛関係。

そして、助六とみよ吉の死因に深く関わる、八雲の存在。

年老いた八雲と、亡き父親を慕い続ける小夏との間に、楔のように突き刺さったままだった
過去の因縁は、助六の再来でもあるかのような与太郎の存在によって、
少しづつ変化していき、やがて全員の運命を、大きく変えてしまうことになります。

愛すべき人々が迎える物語のラストは、この上ない衝撃と、
すばらしい暖かさに満ちたものとなっています。

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■「落語心中」アニメ版の声優が豪華!その尽きない魅力とは?

落語心中DVD
出典:http://item.rakuten.co.jp/amiami/med-dvd2-36007/

原作漫画の評価がとても高い「昭和元禄落語心中」ですが、アニメ版から作品に入った
というファンがとても多いことでも、よく知られています。

とにかく声優さんの力量が、すばらしいのです。

まるで、落語がそのままアニメになったかのような魅力があります。

また作品中で、声優さんたちによる落語の演技も、ふんだんに聞くことができるんですよ。

与太郎役は、関智一。
有楽亭八雲を、石田彰。
小夏の亡き父である、二代目有楽亭助六を、山寺宏一。
八雲と助六の運命をかき乱す、みよ吉役を、林原めぐみ。

主題歌の「薄ら氷心中」(作詞・作曲 椎名林檎)も、錯綜し、
綾なす人間関係を魅力的に引き立てる、すばらしい楽曲となっています。

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■まとめ

誰の人生にも、取り返しの付かない出来事は、起きるものだと思います。

乏しい選択肢のなかから、最善と思って選んだ自分の道が、
かけがえのない誰かの道を断ってしまうことも、あるかもしれません。

失われたものへの思慕の念や悔恨から、あるいは抑えがたい憎悪の気持ちから、
解放される手立てを見つけることができず、苦しみ続けるようなことも、あるでしょう。

それでも、人は生きていかなくてはなりません。

「昭和元禄落語心中」に出てくる人々の抱える過去は、あまりにも重く不幸で、
ともするとその暗さに飲み込まれ、未来に絶望しながら生き続てしまう可能性もありました。

けれども、彼らは自分が愛すると決めたものを、真摯に愛し、守る生き方を貫いていこうとします。

作中で、愛する者達に死に後れて取り残された八雲は、何度となく過去の亡霊や死に神のような思念に囚われ、
心を引きずられ、命を絶つ寸前まで追い詰められます。

けれども、八雲が命をかけて共に生きてきた「落語」がつないだ縁が、
彼の人生を最終的には極めてポジティブなものへと意味づけていきます。

それは、八雲が自分ではそれと気づかないまま、人生をかけて他の人々に与え続けた
「愛」の引き起こした奇跡であったと言えるかもしれません。

生きているだけで苦しいと感じる人生を、どう受け止めていくかということを、
「昭和元禄落語心中」という作品は、教えてくれるのではないでしょうか。

ライター:めだまり

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